「来島海峡」航路


来島海峡大橋の写真

大三島を背にし今治方面を見た来島海峡大橋の写真で、真ん中に橋脚が二本立っている島が馬島、左側の橋「来島海峡第二大橋」の中央に見えているのが中渡島です。来島海峡大橋は世界初の3連つり橋で、今治市から馬島までが「第三大橋」(橋長1,570m)、馬島から武志島までが「第二大橋」(橋長1,515m)、武志島から大島までが「第一大橋」(960m)と3つのつり橋で構成されています。
この海峡での交通方法は特殊なルールが有り、以下の説明文にもありますが「順中逆西」(じゅんちゅうぎゃくせい)と呼ばれる航法で海峡を通過しなければなりません。
この日は、来島海峡を北の方から進入し、潮の流れが「南流」だったので「順潮」となり、馬島と中渡島の間の中水道を通過します。
船は右側航行が基本ではありますが、この日は潮の流れが南流だったので中水道を通過するようになり、左側航行となります。
*「潮」の流れは流れていく方を指し、「風」の風向は風が吹いてくる方を指します。

来島海峡の絵

◎左側の図は、来島海峡付近の海図です。
◎右側の図は「来島海峡航路」を示した海図です。来島海峡航路は馬島を中心として、その東側に中水道が、その西側に西水道が設定されています。
◎中水道は西水道に比べ、水路幅が狭く、しかも潮流の流速が速い水道ですが、直線的に通航できる水道ですので船舶運用の観点から「順潮」で通航する水道になっています。
◎西水道は中水道に比べ、水路幅は広いのですが湾曲していますので船舶運用上、順潮での通航は危険なため「逆潮」で通航する水道になっています。
◎航路中央付近の赤色の濃い部分は 「航路への出入又は航路の横断の制限」区間です。
◎来島海峡航路を航行する時の注意点として、潮流が南流の際には船舶は左側航行となり、航路の「東出入口付近」と「西出入口付近」において右側航行に変える必要から各船舶間で進路が交叉することとなり、海上衝突予防法の「横切り船」の航法が適用されることになります。

絵と図及び一部説明文は船の豆知識(海上交通安全法)様より引用

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